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【センター】東京都人権プラザ

  東京都人権プラザでは、たびたび企画展が催されています。現在、「精神障害がある人の語りと向き合うこと、寄り添うこと」のあり方を示そうとする展示が開催中です。 飯山由貴「あなたの本当の家を探しにいく」展 - 東京都人権プラザ (tokyo-hrp.jp) 「幻聴や幻覚を持つ家族が具合が悪くなった時、わたしたち家族は多少うんざりしつつ、戸惑いつつ、落ち着くのを待つ。彼女はどうしてこうなるのか考える、さっきの会話が気に障ったんだろうかと。それもあるのかもしれないが、傍目には何もなくても具合が悪くなる時もある。よくわからない。[中略]精神に障害(この言葉はあまりつかいたくないが)を持つ人が、幻覚や幻聴を「表現」できること自体がもしかしたら希有なことで、表現の仕方もうまく見つからないまま、投薬し生活している人のほうが大多数なのかもしれない。[中略]だれでも何かしら作ったりできると思いこんでいたが、そうでもなくて、できることできないことが人それぞれにあると、妹と数年ぶりに一緒に暮らしてみて気付く。そして、それを互いに補うことができることも。」(飯山由貴「展覧会のためのノート」より)